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飲料用として最も馴染み深い日本茶は、玉露と番茶の間のグレードである煎茶です。最近は、お湯を注いですぐ出来上がる深蒸しタイプが人気です。
日本茶の中でも特に最高級品として有名なのが玉露です。覆下栽培と呼ばれる、日光を当てない方法によって栽培、摘み取りを行います。新芽が出てから摘み取りまで日光に当てて育てる煎茶にはほどよい甘みと渋みが感じられるのに対し、玉露は渋みが少なく、甘くまろやかなくちあたりが特徴です。同じように覆下栽培で作られ、遮光率が高くない「かぶせ茶」もあります。
玉露の原料となる日本茶の茶葉には、新芽が出てからすぐ、あるいは収穫の三週間前ぐらいから覆いを被せます。初期は70パーセント前後の遮光を行い、収穫直前には90%以上にまで遮光率を上げます。収穫後の蒸す、乾燥させるなどの製造過程は煎茶や番茶とほぼ変わりありませんが、高い温度でさっと蒸すことが多いようです。
普通の2本茶より渋みが少なく、甘みが強く感じられる理由は一体どこにあるのでしょう。それは覆下栽培を行うことによって、本来光合成によって増えるはずの渋み成分・カテキンの増加を抑制し、代わりに旨味成分・タンニンの増加を促すからです。健康への効果はあまり期待できませんが、日本茶の最高級の味わいが楽しめるのは玉露ならではです。70〜80度の、低めの温度のお湯で注ぐのがコツです。
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